第1回
「小柴昌俊科学教育賞」
<プレゼンテーション・表彰式>
於:丸ビルコンファレンススクエア Room4
2005年3月27日
財団法人 平成基礎科学財団
ごあいさつ
平成基礎科学財団理事長
東京大学特別栄誉教授
小柴昌俊
平成基礎科学財団は「基礎科学、純粋科学に光をあて、基礎科学の面白さが分かる教育の普及、意欲と夢をもった若者を育てること」を目標に2003年に設立されました。この財団事業のひとつが、“小柴昌俊科学教育賞”の授与による基礎科学教育の振興です。
科学の探究は極めれば極めるほど深奥なものです。科学は意外性に満ちあふれています。基礎科学はその宝庫です。だから面白いのです。この醍醐味を是非、若者たちに体感していただきたい。これが小柴昌俊科学教育賞創設の動機です。「理科教育が危ない」といった今日的状況に照らし、基礎科学への興味と関心を高めるため、 授業内容・方法、教材・教具等の開発及びその指導法などで、新しい発想と工夫を教育現場に期待したいと考えました。
1.表彰の目的と基準
本賞は児童・生徒の基礎科学への興味と関心を高めるため、新しい発想と工夫に満ちた理科教育プログラムを開発・実践し、理科教育に関し著しい教育効果を上げた団体及び個人に対し贈ります。また、その実践事例に対し助成します。その基準は以下のような事項を目安とします。
(1)児童・生徒の思考を深め、創意や主体性を促進し、創造性や独創性などを高めるための指導を行っている。
(2)効果的な教材・教具等を開発し、それらを利用して楽しく、かつ、奥深い授業を実践している。
(3)授業内容や観察・実験の準備や実施方法などで、教える事柄を工夫している。
(4)自然科学に対する興味と関心を高め、科学的な能力・態度の育成に重点を置いた良好な学習環境を整備している。
*ここで理科教育とは小学校、中学校、高等学校に於ける理科、算数・数学に関する教育をいいます。
2.表彰
(1)優秀賞(賞状、金メダル及び副賞100万円) 1件
(2)奨励賞(賞状、銀メダル及び副賞50万円) 3件
3.選考委員
秋山 仁 平成基礎科学財団理事、東海大学教育開発研究所次長
小林俊一 平成基礎科学財団理事、東京大学名誉教授
古在由秀 平成基礎科学財団評議員、東京大学名誉教授
白川英樹 平成基礎科学財団評議員、筑波大学名誉教授
和田昭允 横浜こども科学館館長、理化学研究所ゲノム科学総合研究センター特別顧問
4.スケジュール
10:00 受付
10:30 挨拶、選考委員の紹介
10:40〜11:00 プレゼンテーション@
○「ワラジムシを用いた創造性・主体性教育」
前島昭弘(晃華学園中学・高等学校教諭)
科学の方法を知ると同時に、その楽しさと奥深さを知り、生きた生物材料、自然界に生息している生物と直接触れることによって、自然界の多様性と生命の不思議さを感じ取ってもらうことを目指し、実験観察をするために必要な道具を創意工夫して作成させ、自主的に実験を進めていく態度を育成し、実験計画、実験結果の記録の仕方、まとめ方について学び、かつ、生命について考える機会を与えることを目的としたプログラム。
11:05〜11:25 プレゼンテーションA
○「児童の基礎科学への関心を高める科学教室指導プログラム」
金沢市児童科学教室 代表者 藤井昭久
児童の科学や自然への興味・関心を高め、科学の基礎知識や実験操作技能の習熟を図り、科学的な追及を通じて、科学することの能力を育て、その楽しさ、大切さを感じ取らせると同時に、社会性、創造豊かな人間性の基礎を培うことを目的としたプログラム。
11:35〜11:55 プレゼンテーションB
○「自律的学習力育成と基礎学力向上プログラム」
北海道札幌稲雲高等学校 代表者 大河内佳浩
数学のe-learningシステムを授業に積極的に利用することで、また、生徒に積極的に利用されることで、わかりやすい数学の授業を展開し、生徒の数学への興味・関心を高め、意欲的に学習に取り組む姿勢を育成することを目的としたプログラム。
12:00〜12:20 プレゼンテーションC
○「光と風と僕たちがはこぶ、田舎のブロードバンド」
豊増伸治(星の動物園みさと天文台研究員)
科学と生活との乖離という認識を具体的なテーマに取り組むことで払拭し、本質的な思考に慣れ、本物の意欲や夢、実感を得る方法として科学を再認識することを目的としたプログラム。
12:30〜13:30 最終審査会
14:00〜15:10 表彰式