
楽しむ科学教室
財団法人平成基礎科学財団主催
佐賀県・佐賀県教育委員会協賛
後援
日時: 2008年10月11日(土)13:00開演
会場: iスクエアビル 5階大・中会議室
司会進行
財団法人平成基礎科学財団理事、東京大学・東北大学名誉教授 武田 暁
挨拶
財団法人平成基礎科学財団理事長・東京大学特別栄誉教授 小柴 昌俊
講演会次第
「脳の中にある細胞たち」 〜いくつになっても神経細胞はつくられる〜
大隅 典子
13:10−14:30 1時間目
14:30−14:50 休憩
14:50−16:10 2時間目
16:10−16:40 質疑応答
閉会
**************************************************************************************************************
講演者紹介
大隅 典子(おおすみ のりこ)
1960年 神奈川県鎌倉市生まれ
★専門分野
発生生物学、分子神経科学
★経歴
1988年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了。歯学博士
1988年 東京医科歯科大学歯学部助手
1996年 国立精神・神経センター神経研究所室長
1998年− 東北大学大学院医学系研究科・教授
2005年− 科学技術振興機構の戦略的創造研究(CREST)の代表者 として「ニューロン新生の分子基盤と精神機能への影響の解明」に従事。
2006年− 東北大学総長特別補佐(男女共同参画担当)
2007年− 文部科学省グローバルCOE代表として「脳神経科学を社会に還流する教育研究 拠点」を率いる。
2008年− 東北大学ディスティングイッシュトプロフェッサー
★受賞
2006年 科学技術政策研究所 ナイスステップな研究者in 2006
★著書
『神経堤細胞』(共著、東京大学出版会、1997年)、人体発生学(分担、南山堂、2003年)、『心を生みだす遺 伝子』(訳書 岩波書店、2005年)、
『エッセンシャル発生生物学第2版』(訳書 羊土社、2007年)など。
脳の中には1000億個の神経細胞と、その何倍もの数のグリア細胞(神経膠細胞)が存在し、精密なネットワークを形成しています。たった1個の受精卵から 出発して、60兆個の細胞から成る体が、そして脳がデザインされる仕組みは、長い進化の過程で備わってきたものですが、まさに驚異的というしかありません。本講演では、どのようにして脳の細胞の元になる細胞(これを神経幹細胞と呼びます)がたくさん分裂して数を増やし、神経細胞やグリアの細胞に変化する (これを分化と呼びます)か、神経細胞はどのように移動し、さらに神経回路を作り上げるか、について、そのときの細胞の振る舞いや遺伝子の働きについてお話ししたいと思います。