
楽しむ科学教室
第10回
−プログラム−
日時: 2005年5月7日(土)13:00開演
会場: 工学院大学新宿キャンパスA−0312教室
司会進行 東京大学・東北大学名誉教授 武田 暁
挨拶
財団法人平成基礎科学財団理事長・東京大学特別栄誉教授 小柴 昌俊
工学院大学学長 三浦 宏文
講演会次第
「宇宙の謎」
〜暗黒物質、暗黒エネルギー、反物質〜
村山 斉
13:10−14:30 1時間目
14:30−14:50 休憩
14:50−16:10 2時間目
16:10−16:40 質疑応答
閉会
講演者紹介
村山 斉 (むらやま ひとし)
1964年生まれ
学歴
1991年 東京大学大学院博士課程修了
職歴
東北大学理学部助手
カリフォルニア大学バークレイ校物理教室助教授
カリフォルニア大学バークレイ校物理教室准教授
プリンストン高等研究所所員
カリフォルニア大学バークレイ校物理教室教授 現在に至る。
受賞
2002年 西宮湯川記念賞
2003年 Fellow of American
Physical Society
専門分野
素粒子物理学理論
講演内容の概要
この広大な宇宙はいったい何で満ちているのだろう?この素朴な疑問にここ数年驚くべき進展があった。私たちが知っている普通の物質、原子は宇宙の5パー
セントにすぎないことがわかった。その他の物質は暗黒物質と呼ばれているが、まだ正体はわかっていない。しかしこの暗黒物質がなければ銀河、そして星は
生まれず、生命も生まれなかったに違いない。この暗黒物質は宇宙の約25パーセントをしめる。残りの70パーセントはもっと得体の知れない暗黒エネル
ギーと呼ばれているなにものかで満ちている。暗黒エネルギーのために宇宙の膨張はどんどん速くなり、宇宙は引き裂かれている。いったいその正体は何なの
か?そしてもっと不思議なのは、あるはずのものが宇宙にないこと。反物質。宇宙がビッグバンと呼ばれる大爆発で始まったとき、物質と反物質は同じように
作られ、そのほとんどは消滅して無にかえっていった。それではどうしてわずかの物質が宇宙に残り、いずれ星や生命になっていったのだろうか。この講演で
は、科学者たちがこうした疑問に答えるための悪戦苦闘と、これからの展望を話したい。
財団法人 平成基礎科学財団 ホームページ――URL:http://www.hfbs.or.jp